Fruup 当世仮面舞踏会
イギリスのシンフォプログレバンドですね。
このアルバム、なにも前情報がない状態で、幻想的なジャケットと邦題に惹かれて購入しました。
結果、本当に大正解でした。
ジャケットの雰囲気がそのまま形になったかのような幻想的なイントロから、
歌謡曲か?みたいなギターとともに始まり、ビートルズ風の甘いポップなメロディ
が聞ける1曲目、すばらしい….
ビートルズ風と書きましたが、ビートルズというかポール・マッカートニー風味ですかね。
アルバム全体として歌メロはどことなくそんな感じだなと思います。
そして気品のあるエレピやシンフォニックなアレンジ、ギター以外はかなり洒落てます。
そんななかでお涙頂戴!な演奏をするギターも憎めない、こういうの嫌いな人は苦手でしょうが、
僕は好きですねこれ…
実はこのアルバム、プロデューサーを元キングクリムゾンのイアン・マクドナルドが
担当しているそうです。
これ以前のアルバムと比べると、ずいぶん演奏が丸く美しくなった感じですが、
この辺は彼のおかげなんですかね。
一応Fruuppの全アルバムを聞きましたが、このアルバムが一番好きです。
イアン・マクドナルド、1曲サックスもプレイしていますね。
アルバムを通して、イギリスの霧の中のような幻想性と、
甘口ポップな歌メロで統一されていて、
余り敷居は高くなく聞きやすいです。
最近分かってきましたが、僕プログレだとこれくらい分かりやすいやつが好きみたいです。