Saxon – Thunderbolt

私の一番大好きなバンドが新作を届けてくれました。前作から約二年少々、2018年通算22作目の今作。NWOBHMと言われた時期から一度も途切れることなく、2~3年のスパンで新作をリリースし続けています。

国内盤発売は08年の『Into The Labyrinth』以来3作9年振りで全国に散らばるファンは喜んでいることでしょう。私がSAXONに出会ったのが浪人中の2010年ですので、新譜の国内盤発売を経験するのは、実は初めてなんす。ポーカーフェイスで顔には出していませんでしたが、昨年末頃からソワソワしながら暮らしていました。

 

前述のとおり精力的でヘボアルバムらしいヘボ作が見当たらず、近年も結構いい感じのアルバムを連発し続けています。突然大作志向になって冗長な曲が出てきたりなんてのはありません。変わらずにヘヴィメタルをプレイし続けてファンの溜飲を下げてきてくれてました。

しかーしそこにはマンネリ化という避けられないジレンマもあり、「たまには傑作も聴きたいかも。。」なんて零すファンもいるとか、いないとか!そこでそんな我儘なファンのハートに雷鳴の如く鳴り響いたであろう今作『サンダーボルト』だ!

 

作風的にはいつもと変わり映えはないが、今作ギター陣の頑張りが非常に耳を惹く。随所でのツインリードがよりカッコよく響き、ハッとすることがしばしば。特に重厚でドラマティックに進むミドル曲7.でのGソロなど、まだこんなにカッコいフレーズが残っていたのかと感心。はためくユニオンジャックが見えてきそうで、旗があったら振りたくなる。この辺は非常に私好みの展開で感情の昂ぶりを隠せない。

その他にも、仲間であった亡きMOTORHEADの面々へ捧げる直線的な疾走曲5.など往年のファンならグッとくるものもあり、どうも鋼鉄のハートをエモーショナルにしてくれるこのアルバム。オープニングから力強くビリビリくるタイトル曲、そして2曲目への流れもバッチリだし、ヘヴィな曲から定番のレーシーな曲、ローディの哀愁を唄ったラスト曲なんて激渋で最後まで聴きどころ満載。ビフの歌声も時を経てもなお頼もしい。

 

鷲をあしらったジャケットもさることながら、内容も非常に良いアルバムを作ってくれたなと、最近こればかり聴いてます。また私のメタル魂に火を着けてくれました。あとは来日の一報を待つだけですな。